1.不如帰
作詞:星野哲郎
作曲:桜田誠一
命二つを 結ぶ糸
ちぎれて哀し 相模灘
あなた あなた あなた…
この世の次の 次の世は
私のために 下さいと
泣いて血を吐く ほととぎす
添えぬ運命が すれ違う
京都の駅は 涙雨
いいえ いいえ いいえ…
あなたと生きた 一とせは
千万年と 同じです
夢を宝を ありがとう
思い続けて 死ぬことの
しあわせ知った 逗子の海
そうよ そうよ そうよ…
あなたの船の 丸窓で
夜啼く鳥が いたならば
それは私の ほととぎす
2.やがて港は朝
3.虞美人草
4.瀬戸内牡丹雪
5.酒場すずめ
作詞:山田孝雄
作曲:四方章人
涙という木に 止まった鳥は
人のやさしさ 忘れない
どうせ俺らは 酒場のすずめ
ちゅんちゅん ちゅんちゅん
ちゅんちゅん ちゅんちゅん
注いでおくれよ 情の酒を
幸せ探して お前も俺も
遠い故郷 捨てて来た
体寄せ合う 酒場のすずめ
ちゅんちゅん ちゅんちゅん
ちゅんちゅん ちゅんちゅん
泣いてくれるな 裏町ギター
春の木漏れ陽 ここ迄おいで
ビルの谷間の横丁に
今日も集まる 酒場のすずめ
ちゅんちゅん ちゅんちゅん
ちゅんちゅん ちゅんちゅん
お前のもうよ 人恋酒場
6.みちのくしぐれ
村上幸子・鳥羽一郎
作詞:丹古晴己
作曲:中村典正
(女)貴男ひとりよ…
(男)お前ひとりさ
(女)からめる小指も
(女)痩せてやつれた 素泊りの宿
(男)明日の灯りは 見えないが
(男女)たりなら ふたりなら 寒くない
(男女)恋の窓うつ みちのくしぐれ
(女)貴男ごめんね…
(男)苦労かけるな…
(女)今夜も名前を
(女)変える宿帳 涙ににじむ
(男)人目をのがれる 旅だけど
(男女)ふたりなら ふたりなら つらくない
(男女)夢をふらせて みちのくしぐれ
(女)貴男まかせよ…
(男)離しゃしないさ
(男女)あとにはもどれぬ
(男女)愛に流れる 男と女
(男女)つめたい噂に 追われても
(男女)ふたりなら ふたりなら あたたかい
(男女)朝は晴れてよ みちのくしぐれ
7.戻れぬ旅だよ人生は
8.雨の駅裏
9.北の港のみれん船
作詞:丹古晴己
作曲:中村典正
北の港の 桟橋に
あなたがつないだ みれん船
このまま雪に うずもれても
錆びてほろびる さだめでも
小指に巻いた まっかな糸は
涙 涙 涙なんかじゃ ちぎれない
寒さつのれば なおさらに
あなたが恋しい みれん船
ぬくもりほしい 酒なのに
酔えば酔うほど 凍るよな
汽笛が胸を ひきさく酒場
涙 涙 涙ほしがる 唄ばかり
春を夢見る カモメより
あなたを待ってる みれん船
氷の海が とけたって
戻るあてなど ないけれど
生きてるかぎり わたしのあなた
涙 涙 涙かれても 信じます
10.花契り
11.昭和金色夜叉
12.笹舟
作詞:木下龍太郎
作曲:船村徹
あなたを待ちます いつまでも…
こころ託した 笹舟を
日昏れの中へ 流す川
東京へ きっと届くと
信じていくつ
夢を流した ことでしょう
迎えてください その胸に…
どんな苦労も 二人なら
笑って耐える つもりです
ふるさとは 変わりないけど
ひとりでいると
他人町です 私には
お嫁に行きます あきらめて…
これが最後の 笹舟に
涙を載せて 流す川
しあわせに なれはしないと
分かっていても
親の言葉に 負けました
13.こころうるおい夢本線
14.じょんがら恋唄
15.花ぬすびと
16.京の川
作詞:星野哲郎
作曲:美樹克彦
生きるか 死ぬかの 恋をして
女は綺麗に なるんやと
うまいこと 乗せはって
魂抜かれて しもうたわ
泣いて 渡った 高野川
あの日と同じ 顔をして
川が流れる 松ヶ崎
いいのよ 半ぱに 生きるより
抜け殻一枚 身にまとい
空蝉の 巷から
追われて逆さに 吊られても
燃えてあなたと 禁断の
木の実をたべた 罪ならば
うちは受けます 喜んで
割れても末に めぐりあう
加茂川育ちの 女です
あきらめたふりをして
じっくり思案を してますえ
内気装った その裏に
夜叉を隠して 先斗町
川は紅葉の 紅をさす
17.帰郷
18.愛のおわり
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